ライブのおはなし
2023年10月14日、秋の気配漂う中で開催されたしろくま図書委員会の第三回ライブ「プレ第77回読書週間」。夏休みを経て少し変化の兆しを見せる宮野くんと、相変わらず本への情熱を燃やす図書委員のあのこ、そして新たな展開を予感させる物語が描かれた。
ライブは、宮野くんによる前回までのあらすじ紹介で幕を開けた。「図書委員のあのこ」が同じクラスの後ろの席の生徒だと知った衝撃の後、彼は彼女の真似をして落ち葉拾いを始めるという微笑ましい変化を見せる。図書委員は「読書週間」の到来を宣言し、秋らしい「読書日和(秋)」、そして彼女の変わらぬ本への愛を歌う「本が好き」へと続く。「踊り場でシャドウ」では、宮野くんが図書室を覗き見する日常が改めて描かれた。
MCでは、図書委員が今年の読書週間の標語「私のペースで、しおりは進む」を紹介し、マイペースな読書の良さを語る。一方、宮野くんはなかなか読書が進まない悩みを吐露しつつも、「きみと話せる本」で彼女と近づきたい一心で本を手に取ろうとする心情を歌う。図書委員はそんな彼に「好きな本がないのは理解不能」と一蹴しつつ、観客を巻き込んだ「すれちがいの図書室」のコーラス練習へ。本編では、図書室での二人のコミカルなすれ違いが観客参加で再現された。宮野くんがピアノ演奏を披露し、図書委員が本の世界へ深く没入する「あなたに会いに」をしっとりと歌い上げた。
中盤では、図書委員が「好きなだけ本が読めるから毎日図書室にいる」と本音を明かしつつ、図書委員としての使命感を語る。放課後の図書室の情景を描く「放課後の図書室」の後、恒例の白耳装着と第三回「しろくま宣言」が厳かに行われた。さらに、図書委員の秋の活動として、手作りの「秋のしおり」が歌と共に紹介され、宮野くんは彼女の意外な行動の理由を知る。図書室の日常業務を描く「本の住所」に続き、図書委員は「読書週間が短すぎる」と不満を熱弁。白耳をつけると毒舌になる彼女を宮野くんがフォローする場面も。そして、本の扱いへの厳しい警告「絶対禁止」、二人の価値観の衝突を描く「たかが本されど本」が立て続けに披露された。
キャラ解放タイムでは、柏原はねみが昭和風の衣装(ジャンパースカート)を紹介。宮野くん(石村吹雪)は会場に展示された自身の習字作品について語り、観客にシールで評価してもらう参加企画を発表。冬ライブでの「書初め」企画も予告された。
物語に戻り、宮野くんは本への意識の変化を「本が好きなきみを」で歌う。そして、物語は新展開へ。近所に新しい図書館が建設されることになり、宮野くんは「さきまわり」で、図書館で彼女を待ち伏せする計画を立てる。図書委員は新しい図書館への期待を「図書館へつづく道 ー私編」で高らかに歌い上げた。最後は、宮野くんのおばあちゃんのエピソードを示唆するも図書委員に遮られ、「私は誰より図書委員」で締めくくられた。アンコールでは「ころがる消しゴムのように」が演奏され、次回への期待を残して幕を閉じた。